五十肩・四十肩(症状別でみた体のゆがみ)
五十肩・四十肩と歪みの関係
40代や50代ぐらいになると、
「手や腕があがらない」
「腕を後ろに回せない」
「肩が痛くてうずいて眠れない」
といった症状がでてくる。これを一般的に五十肩もしく四十肩といいます。
正式には「肩関節周囲炎」といいます。
もちろん、60代や70代の方にもこういった症状を訴えるケースはあります。
中には肩関節に石灰が沈着し、炎症を起こす「肩関節石灰沈着性腱板炎」といった場合もあり このケースは「肩がズキズキうずき、夜も痛みで寝れない」という辛い痛みに襲われるようです。
では四十肩や五十肩の原因は何でしょうか?
手を片寄って使っているため、四十肩や五十肩の人はみなさん、肩の高さが左右で大きく違ったりします。
つまり、肩の歪みをはじめ体全体に歪みがあります。
手を動かす筋肉に左右差や偏りがひどくなると、肩関節の動きに差が生じてきます。
当院へ来られる五十肩の人の話を聞くと、急に痛みが出たわけではなく、数ヶ月や数年前から「腕をあげにくい」といった 前兆がほとんどの場合あったようです。
ということは元は手を動かす筋肉の左右に差が出ている状態が原因して、肩関節の神経機能がダメージを受けて痛みが 出ているわけです。
五十肩・四十肩に見られる歪みの特徴
四十肩や五十肩、肩関節石灰沈着性腱板炎に見られる「体の歪み」として多いのは・・・
◎バンザイをした時、手があがらない・もしくはあげにくい側がある◎左右の肩の高さの違い(どちらかの肩が下がっている)
◎左右に首を動かすとどちらか向きにくい側がある
◎首が左右どちらかに傾く
◎左右どちらかの肩が前に巻き込んでいる
◎背中が丸くなる(いわゆる猫背や首猫背)
肩こりや頭痛に見られる歪みと似ていますが、五十肩や四十肩がある人は頑固な肩こりや首こりがある場合が多いのです。
五十肩や四十肩の解決策
それでは、どうすれば五十肩や四十肩の痛みがとれていくのか?
首や肩に関連する筋肉の張力を左右同じにしてあげればいいのです。
そのためにも左右の手と足をそろえていく必要があります。
「えっ、五十肩で足もそろえるの!?」と思う方もいると思いますが、 足は「体の土台です」。
ですから両足がバランスよく支えてないと 当然、背骨や肩甲骨、肩までも歪みが出てきます。
ただ、五十肩や四十肩の場合、手がそろうまで時間や回数がかかります。
ですが、そのまま何もせず放っておくより数倍良くなるのが早いです。
しんそう療方で手足を左右そろえることで体全体の歪みがとれると、 当然、肩関節に関連する筋肉も左右差が無くなり、血液循環や神経機能も 正常に働いてきます。そうなると、自然と肩の痛みが感じにくくなっていきます。
それから五十肩の人は「肩こり」も慢性化しているケースが多いです。
当院へ「五十肩」を訴えて来られた方が、左右の手足を揃える事で・・・
「最近、不思議と肩が凝らないんです」
とおっしゃる方は本当に多いです。
五十肩・四十肩の予防法
まず、しんそう療方で左右の手足をそろえて、「手が左右対称性に上がる状態」にしていく事が大事です。
それから、日常生活の予防として以下の点に気をつけていくといいでしょう。
- ◎あごを前に突き出し、背中を丸くする姿勢をしない
- ◎カバンを右肩、左肩交互に持ち替える。
- ◎歩くことで腕をよく振り、肩や全身の血行をよくする。
- ◎ラジオ体操など普段から肩関節を動かし、可動性をよくする。
どれだけ気をつけてこれらの事を行なっても、人間は「体を使っている以上、歪みは出てきます。
ですので、五十肩や四十肩の予防として、月に1度くらい調整をうけておくと調子が良い状態で過ごせるようになります。
五十肩や四十肩の前兆として・・・
「手を上げにくい」、「肩が引っかかる」、「手を後ろへ回すと抵抗がある」
といった違和感が出てくるケースが多いです。
なので、こういった違和感を感じたら早めに左右の筋肉のバランスを整えて、
関節の動きをスムーズにしておくと「痛くてつらい・・・」といったこともなくなるのです。
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